「愛国心教育」を進めるための教育基本法の改悪作業が今日加速していると報道されています。
日本の歴史を歪曲した歴史と公民の教科書の普及も進められています。また教職員に対する免許更新制や能力主義の導入など国家統制の強化の計画が進んでいます。
東京では石原右翼知事の下で「君が代」斉唱が強権的に行なわれています。
教育「改革」の名で教師に対する統制の強化・支配の強化が進められています。このため教職員の精神疾患が急速に増大しています。
しかも日本は「超少子化国」となったため私学の学校経営は生徒数の急減で困難を極めています。
政府の私学助成による統制が強まる危険性が高まっています。
現在進められている教育の反動化・国家による統制の強化が、9条改憲や米軍と自衛隊の軍事一体化、世界的規模の日米同盟の強化と関連していることは明らかです。愛国心教育が歴史のわい曲とセットでイデオロギー面から戦争体制が進められようとしています。
忘れてならないのは、かつての軍国主義の時代も政治反動と教育の国家統制は一体のものとして進められたのです。
重大なことは教職員の労働組合がこれらに有効に反撃できていないことであると私は思います。たとえ「連合」は闘わなくとも、教職員労組は“日本の良識” を代表するものとして、教育の反動化と国家統制に反対してほしいと願っています。
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