新世紀ユニオン発行のニュース

「希望退職募集」で再三の面談に困っています


 不況となり会社の利益が急減して希望退職募集が始まりました。
 私も対象者になったため、再三面談に呼び出され、「あなたの仕事がない」「当社ではあなたの能力を生かせない」「辞めて下さい」と言われています。自分の能力を理由にされると、どうしても弱気になってきます。退職金が上積みされても就職難のことを思うと辞めるわけにもいかず、面談の度に精神的に追いつめられます。雇用を守る方法を教えて下さい。


 「希望退職の募集」と言ってもそのほとんどが「退職勧奨」というよりも「退職強要」と言うべきものになっています。「希望退職」といっても辞めることを希望しているのは会社であって、労働者にとっては、深刻な不況下で仕事がない時に誰が好き好んで自分から退職を希望するでしょうか。退職強要にならざるを得ないのです。
 労働者にとってみれば厳しい雇用情勢の中では、仕事にしがみつく決意を固めるしか選択の余地は無いのであり、何が何でも拒否を貫くしかありません。
 上司の方は「何人を辞めさせる」という“ノルマ”を課されています。したがって面談で労働者の自尊心を傷つけ、一歩一歩認識上から追いつめてきます。仕事を取り上げて、作文を書かせたりして嫌がらせをしてきます。
 どんな事をされても「私は辞めません」と断る勇気を貫くことが重要です。
 「何で私が対象になったのか」「選ぶ基準は何なのか」を聞くことも重要です。面談のやり取りはかならず記録(録音)に残して下さい。退職強要が違法性を帯びてくるまで何回でも拒否を貫いて下さい。
 会社側の退職勧奨の正当性を示すポイントは以下の諸点です。
(1)雇用調整の経営上の必要性があるか
(2)労働組合・労働者と十分協議したか
(3)対象者を選定する合理的基準があるか
(4)その基準が公平に適用されているか
(5)勧奨が節度があり、強要になっていないか
(6)拒否した事で不利益取扱いをしていないか
 あなたがまずなすべき事は、新世紀ユニオンに加入し、面談への対応や内容証明郵便送達などの点で指導を受けられるようにして置くことです。
 退職者数が目標に達しない場合指名解雇もありうる情勢ですから万全の準備をしておくべきです。そうでないと面談のたびに言質を取られ、退職願を書くはめになります。
 解雇されてから労働組合に加入する人がいますが、それでは遅いのです。事前に加入して必要な証拠を残しながら対応すれば雇用を守る確率は高くなるのです。ところが組合費を支払うのが嫌なのか、手遅れになってから、証拠も無いのに「なんとかしてくれ」と相談に来る人がいます。これでは雇用は守れません。
 リストラとの闘いで一番重要な事は「備えてのち闘う」という事です。この備えには証拠の収集、組織的準備(労組に加入しておく)裁判を闘う資金的準備、などが含まれます。
 ユニオンに加入することが雇用を守る上で一番重要な事なのです。組合費を“保険料”と考えられるかどうかです
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析