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仕事の帰路の弁当購入が解雇の理由?


 私はトラックの運転手をしており、配達が終わったあと帰社の途中でスーパーやコンビニで弁当などを購入していたことを咎められ退職を迫られています。上司には私が寄り道したことはデジタルタコグラフで分かります。「就業規則違反だ」と言われましたが、私は入社以来就業規則を見たことがなかったので、弁当を買うことが悪い事だとは思っていませんでした。同僚に聞くと皆同じように帰路に弁当を買っています。
 私が退職を断ると、今度は始末書を書けと言ってきました。仕方なく始末書を書いて出すと、今度は「今後この様な事をした時はいかような処分をもお受けします」と始末書を書き直すよう言われました。このような始末書を出さなければいけないのでしょうか?
 仕事が昼休みに食い込むことも多いので、私は帰路に寄り道して弁当を買うことは悪いこととは思っていませんでした。
 たちの悪い上司に私は目を付けられたのです。どうすればよいでしょう。


 あなたの質問を整理すると、いくつかの質問に分けることができます。
第一に、就業規則を開示しないまま就業規則違反に問えるのか?
第二に、仕事中の弁当購入が解雇(退職)の理由になるのか?
第三に、会社の始末書の書き直し要求は正当か?
 第一の答えは、就業規則を開示していないのに、違反を問うことはできません。
 第二の答えは、自動車の運転手という仕事は裁量的な労働であり、道路の渋滞などで昼休みに食い込むこともあるのですから、帰路に弁当を買うことは悪いことではありません、会社に損害は何もないのですから処分の対象とは言えません。
 第三の答えは、始末書は自分で書くものであり、会社に内容まで強制されるものではありません。ましてあなたの側に非は無いのですから提出する必要もありません。
 上司は6ヶ月間も仕事中の弁当購入を知っていたのに注意しなかったのですから、容認していたことと同じです。6ヶ月も放置せず注意すれば終わる問題です。
 したがって始末書を拒否しても会社は処分できません。しかし嫌がらせが続いたり、査定が悪くなったりする可能性はあると思われます。
 だからと言って「外堀」を自分で埋めるような始末書を出すべきではありません。
 始末書を出して一件落着にするために(そうなるとは限りませんが)今後は仕事中に弁当は買わないことにします、との内容に、自分が入社以来就業規則を見せてもらっていなかったこと、同僚も同じようにコンビニやスーパーに寄って弁当を買っていること、上司はこの事を知っていたのに6ヶ月間注意をしなかったので容認されていると思っていたことを書き、会社に配達証明で郵送するのがいいです。(始末書はコピーしておくこと)
 これでもまだ退職強要を続けるなら闘うしかありません。
 なお今後は仕事が昼休みに食い込む場合は、残業代を請求できますから1分単位で記録して下さい。(記録は手帳に帰社時間を記入すること)
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