私は、今月福井県の敦賀半島の奥にある「日本原子力発電(株) 敦賀原子力館」へ行ってきました。
原発見学といっても、本物の施設の中へは立ち入ることができず、パビリオンでの見学です。敦賀半島には、4か所も放射能を扱う施設があり、敦賀原発ともんじゅとふげんと美浜原発があります。そのうちの敦賀原発の外観の一部を見てきました。正面玄関付近では、『この付近での写真撮影はご遠慮ください。』と看板があがっています。
また、「警戒区域」と称して高い有刺鉄線を張られたうえで施設周辺は雑木林で囲まれています。どう見たって、津波から原発を守るのではなくカメラから原発を守るとしか思えませんでした。
また、敦賀半島の奥には民家がほとんどありません。辺り一帯を日本原子力発電(株)が買い占めて海岸ではバーベキュー禁止としています。
原発の内部のことはパビリオンで確認してもらったらいいと思います。まずは原発問題に関心を持つことです。福島原発事故以来来館者数が増加しているようです。ただし、敦賀駅からのバスがないので、自動車かバイクが必要かと思います。
原発は確かに低コストでCO2 を一切出さずに安定して大電力の発電ができる理想の発電システムでした。東京か大阪の都心部に原発が来るのなら私は喜んで賛成します。他にCO2 を出さない発電所として水力があるが、一つの村をダムに沈めなければ建設できません。
また、寿命は半永久的ではなく、いつかは「ダムが埋まって」しまいます。風力は落雷で風車が破損するし、太陽光発電はソーラーパネルに石一つがあたっただけで全部壊れます。しかも風力とソーラーは発電量がその日の天気に大きく左右されます。
原発は寿命がきたからといって直ちに原子炉の解体や廃棄処分ができず、放射能が半減するまで数十年かかるものがあります。また、放射性廃棄物の取り扱いが厄介で、受け入れ先がほとんどないのが現状です。
レベル7というチェルノブイリと肩を並べる原発の大事故がここ日本国の福島で起こしました。「想定外」の津波に呑まれたからでした。想定外というのは、手抜きと同じです。
今となっては、たとえ電気料金が高くなってもCO2を出さない発電所として風力やソーラーにすべきです。風車は原発の跡地に設置し、ソーラーパネルは、全ての民家の屋根に張り付けるべきでしょう。
ビルの屋上もそうです。それらの電気をためるために一家に一台蓄電池が必要でしょう。そうなると、コンセントからの電気は交流100Vではなく直流?Vになってしまいます。
家庭用の電気に対する常識を変えなければなりません。
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