東日本大震災による福島第一原発の4基の原発の事故は世界に衝撃を与えた。ドイツは40万人のデモが発生して原発を停止していくことを決めた。全世界的に原発建設が困難な状況を生み出した。
日本のエネルギーは当面火力発電への依存を強めることとなる。
今回のエネルギー危機が深刻なのはそれだけではない。北アフリカと中東のアラブ民衆革命の波は産油国を揺さ振っている。リビア、サウジ、バーレーン、イラン、シリアなどが革命的危機を迎えている。こうした状況の下で世界の投機資金がエネルギーに集中しようとしている。今後エネルギー価格の高騰は避けられない。
エネルギーの確保が主要国の戦略的課題となる時代を迎えた。イギリスやフランスのリビアの内戦への軍事介入は石油権益の争奪の側面も持っている。アラブ民衆革命と米・欧の介入によっては、重大なエネルギー危機に世界は直面することになる。
今後石油・天然ガスの採掘権をめぐる争奪が激化するであろう。したがって中東は引き続き世界の主要国の争奪の中心である。今後の中東情勢しだいで世界的エネルギー危機を迎える可能性がある。
日本は太陽光発電と風力発電にエネルギー戦略の重点を置かなければならない。エネルギーの確保が経済成長の前提となる時代を迎えたと言えるのである。
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