平成22年用のの年賀はがきは、10月29日(木)に一斉に売り出されました。年賀売り出しから1週間もしないうちにあちこちの金券ショップには年賀はがき1枚47円から48円で売り出されています。大阪梅田では、金券ショップがずらりと並んでいるので、競争が激しいです。
また、年賀を大量に必要とする業者等はわざわざ梅田まで来て購入するでしょう。そのため、買い取り価格も若干高くなっています(1枚40円から42円)。地方の金券ショップでは、すでに不良在庫を抱えているところがあります。買い取り価格は、梅田と同等か若干安い設定(40円)でした。大量持ち込みは嫌がりますが、少量なら梅田へ行くより交通費の分だけ得です。
なぜ金券ショップへ年賀はがきが直ちに出回るのでしょうか。ズバリ郵便局員に年賀販売のノルマがあるからです。職員1人当たり5,000枚から 10,000枚のノルマがあります。しかも、ノルマをある程度達成しておかないと、管理職から個人対話が行われたり、他の職員からいじめられます。
いじめられるのなら、多少授業料?を払ってでも自腹で購入してすぐに金券ショップへ持ち込んだほうがましです。集配課長やお客様と接することがない内務のパートの職員でもノルマがあります。
金券ショップへ行くときのマナーとしては3点あります。インターネットで相場を調べてから出かけるといいでしょう。当然早いうちに売るのが高いです。
(1)古物営業法第15条により、身分証明書が要求される場合があるので、運転免許証や健康保険証を用意する。
(2)古物商の手間を考えてバラではなくて200枚完封状態で差し出す。バラより完封が高い。
(3)少しずつ複数の店舗に分けて出す(複数見積もり)。一度に何束も出すと、相手に対して不良在庫を与えることになり、買い取り価格が下がるか断られることがある。
これは、あくまでもノルマ達成のために金券ショップへの横流しを推奨しているのではありません。身内や知り合いの郵便局員に強く頼まれて年賀はがきを大量に買ったが、不良在庫を抱えて困っている人が対象です。
職員本人が金券ショップへ横流しすれば不適正営業としてコンプライアンス違反になるが、職員から買った第三者が行った場合はもはや関係がありません。そもそも9月1日から10日の間に17%は自分自身や身内や知り合いに何としても頼んで売っていけと支店長に言われましたから。
年賀販売のノルマをなくせば金券ショップからはがきや切手は消え去っていくでしょう。
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