FC2ブログ

新世紀ユニオン発行のニュース

男女平等な雇用にするにはどうすればよいのか?


 私の働いている会社では一般職と専門職の“コース別人事管理”が導入されていました。しかし一般職(男性と同じ職務)を選んでも専門職(女性事務員)を選んでも結果的に女性は安い賃金で副次的な仕事しかやらせてもらえず、女性から不満が出ると、会社は“コース別人事制度”を廃止しました。
 今では女性の派遣化が進んでいます。その結果男女の賃金格差が既成事実化しています。このような職場で男女平等な賃金・雇用はどうすれば達成できるのでしょうか?


 資本主義が発展するには安上がりの使い勝手のいい労働力を必要とします。アメリカではかつて西部開拓時代に、北部の工業地帯の労働者達(ヨーロッパからの移民)は金を蓄えると幌馬車を買って西部へと出発するため、工場主は労働力の不足に直面しました。
 黒人の奴隷解放をスローガンにした南北戦争は、北部の企業家が黒人労働力を必要としたことから始まったのです。つまりアメリカ資本主義の安上がりの労働力として黒人が位置付けられました。今では中南米からの不法移民達もその役割を果しています。
 日本資本主義は低賃金労働力として早くから女性労働力を位置付けてきました。明治の「女工哀史」がその象徴です。
 さて質問の“コース別人事”は、日本では男女の賃金差別を正当化・合法化するため導入された欺瞞策です。女性は育児や家事労働の負担のため残業や出張や出向ができません。それを悪用して男性を中心とした「総合職コース」や女性を中心にした「一般職コース」等の“コース別人事管理”がつくられ、男女の賃金差別を合法化したのです。
 あなたの働いている会社では女性から不満の声が出たので、今度はコース別人事を廃止してごまかし、女性の正社員から派遣化を進めていることになります。問題は男女の賃金、仕事、役職等の差別にあり、コース別人事にあるのではありません。つまり男女の賃金差別を温存するために正社員から派遣化へと切り替えを進めていることが問題なのです。女性の派遣化は、コース別管理から雇用形態による差別維持を狙いとしています。それではどうすれば男女平等な人事管理にできるのでしょうか。
 まず重要なのは職場の女性達が話し合い、労働組合があるのなら組合を通じて、組合が無いなら新世紀ユニオンに加入して、男女平等な雇用(賃金・役職・仕事)を要求することになります。
 住友金属の4人の女性達は裁判で勝利し、高裁での和解で6700万円の解決金を勝ち取りました。
 会社は目先の利益から「安上がりの使い捨て労働力」として女性を位置付け、派遣化を進めています。しかしこの方法では女性社員のヤル気を引き出せません。
 真に職場の活力を引き出すのは男女平等な雇用制度であることは明らかです。とりわけコンピューター化が進み、男女の仕事上の差はなくなっています。男女の同一労働同一賃金の原則を適用する条件は以前よりも整っています。
 「安上がりの使い捨ての労働力」として女性を位置付けるのは、初期の資本主義、つまり野蛮な資本主義の時代の手法なのです。「美しい国」と言うなら、真に男女平等な雇用を法制度上から整えるべきです。
 女性労働者は、住友金属の4人の女性達に学んで、立ち上がり闘わなければなりません。新世紀ユニオンは、女性の同一労働同一賃金のための闘いを全面的に支援し、共に闘います。
スポンサーサイト



!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析