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リビアの政変は「革命」ではなく侵略だ!

 リビアの最高指導者であるカダフィ大佐が戦死した。負傷してつかまった後、私刑で射殺されたようだ。マスコミはカダフィ大佐ががあたかも悪の独裁者のように言っているが、リビアは税金がゼロ、医療費も無料の福祉国家である。少なくとも若者が暴動やデモで抗議する欧米よりは善政だった。
 リビアのような部族国家にあっては、独裁しか統治の方法を見つけられなかったのはカダフィ大佐の限界だろう。
リビアの今回の政変は革命というよりは欧米の(NATO軍の)空爆と武器支援と軍事訓練による侵略と言うべきだ。
 リビアは軽質のガソリン成分の多い良質な原油が産出し、埋蔵量も多い。この権益はロシア・中国・ブラジルが保有していたが、若者のデモを契機に欧米が内政干渉し、原油の再分割戦を仕掛けたのが真相である。
 侵略を隠すためリビアへの激しい空爆は報道規制され、報道されることは無かった。
北朝鮮の金正日が「イラクとリビアは核兵器を保持していなかったから攻撃された」と語ったのは正しい。核兵器は少数で有っても抑止力として効果を持つのである。
 カダフィが米軍のイラク攻撃時に、大量破壊兵器の放棄を宣言したのは間違いだったといえる。
カダフィは最後まで反米を貫き、過去に米軍に空爆され暗殺されそうになったこともある。
欧米諸国は彼を「中東の狂犬」などと呼んだが、それはカダフィが最後まで反米・反帝国主義を貫くアラブ民族派で有ったからだ。
 中小国で資源がある国は核を保持しないとイラクやリビアのようになる。当面の欧米の標的は、巨大な埋蔵量の油田を持っイランである。イランは当然核兵器の配備を急ぐであろう。
 欧米の帝国主義的侵略が「革命」で有るわけがない。リビアは部族国家であり。今回の戦争で武器が各部族に浸透した。従ってかいらい的な新指導部は内部対立を深めていくことになる。権益を奪われた国々が黙って引き下がるとも思えない。まだまだ混乱が続くであろう。
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