新世紀ユニオン発行のニュース

裁判闘争で注意すべき点について!

 これまでの当ユニオンの裁判闘争の経験を踏まえ、労働者が裁判を闘う上で注意すべき重要点について書きます。

(第一)
 事案の内容(発端からの経過)を詳しくユニオンと弁護士に説明すること。できれば文章化しておくと裁判の陳述書作成に役立ちます。
 この認識があいまいであると、思わぬ敗北につながる可能性があります。
 例えば労働者から労働基準監督署に申告したか、会社側が申告したかで重大な違いとなります。自分に不利なことであっても隠さず話しておくことが重要です。

(第二)
 裁判書面を作成する打ち合わせには必ず出席すること、バイトで忙しくても本人が出席しないと書面の間違いを見逃すことになり敗北につながります。

(第三)
 裁判以外のことでも全てユニオンと相談して進めること、例えば、訴状提出前に失業手当を受給したりすると解雇を追認することになります。訴状提出の後で失業手当の仮受給の手続きをして下さい。
 同様に解雇の無効を争っているのに病気休業手当の申請をしたりすると、労働能力がないことを自分で証明し、訴えの利益がなくなります。生活が苦しくても不正受給してはいけません。

(第四)
 裁判中は失業手当、もしくはアルバイトのみとすること、正社員になると訴えの利益がなくなります。

(第五)
 裁判が始まってから証拠を集める必要が出てきます。アルバイトが忙しくても新しい証拠が必要になったり証人を出すため、アルバイトは常に休める仕事でなければなりません。生活費をまかなうための貯金をしておくことが重要です。

(第六)
 証拠は早い段階で整理し、早めに弁護士に提出しておくこと、そうでないと裁判の戦術を立てられません。証拠の後出しは裁判官の心証も悪くする可能性があります。

(第七)
 裁判中にわからない点があれば遠慮せずにユニオンに質問すること。わからないことをそのままにすると不信感が出てきたりするだけでなく本人尋問で失敗することになりかねません。本人尋問に備え原告と被告双方の書面をよく読んで対立点を頭に入れておくこと。

(第八)
 弁護士との打ち合わせに出席できなくなった場合は、できるだけ早く弁護士に連絡すること、弁護士は忙しいので迷惑をかけないようにし、信頼関係を強めるよう努めて下さい。

(第九)
 裁判が終わるまでは絶対にユニオンに団結し、脱退しないことが重要です。ユニオンに拠出金を払いたくないと裁判が終わっていないのに脱退して、逆転敗訴した例があります。
 また裁判に勝利して、組合費がもったいないと脱退してから、会社の攻撃を受け辞めさせられる例もあります。裁判に勝利しても職場での闘いがなおも続くことを覚悟して下さい。

(第十)
 裁判で一番重要なのは、裁判の攻防を楽しむことです。長期戦なので心のゆとりが必要なのです。
 証拠がたくさんあるときは勝てるのですが、証拠が少ない場合は和解もあり得ることを念頭に入れておくことが重要です。
 証拠が少ないときは裁判中であっても証拠を集めて下さい。証拠には直接証拠と間接証拠があります。セクハラやパワハラをされたときの友人との相談のメールであっても証拠として使える場合があります。
 最後まであきらめないで証拠を集めることが重要です。

 現在裁判中や、もしくはこれから裁判を闘う組合員は、以上の諸点を頭に入れて、勝利を確実にするよう努力してください。
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