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職場でのパワハラにどう対処するか?


 会社の売り上げが低下し始めてから、私に対する上司や同僚のハラスメントが激化しています。なんとか我慢していますが、会社の狙いが私を退職に追い込むことであるのがわかるだけに、現在はできるだけ我慢していますが、精神衛生に良くありません。特に上司のパワハラをやめさせる方法があれば教えて下さい。


 会社は売り上げが低下しているので費用価格を切り詰めるため、ハラスメントで退職を強要しているようですね。職場の同僚まで組織してハラスメントをやられるのはつらいですね。

 上司と部下の関係は職務上の関係に過ぎません。ところが日本の多くの企業があたかも全人格面での上下関係とみなされて、その権限で部下を怒鳴りつけたり叱責している例が多く見られます。これらはパワハラであり、人格権を侵害するものです。

 そのパワハラが退職に追い込む狙いでやられているのなら、それは会社意思に基づくものであり、法的責任を追及することができます。ただし証拠が要ります。ICレコーダーで録音するようにして下さい。その日のパワハラやハラスメントの記録メモを手帳に書くことでもいいです。ハラスメントは立証が難しいのです。

 パワハラでうつ病になったと感じたら、すぐ心療内科にかかり、診断書を取るようにして下さい。パワハラが業務上の必要性が無いのに配置転換や出向などの形で行われる場合は、使用者責任(民法715条)を問うことができ、パワハラでうつ病になった時は安全配慮義務違反であり同様に責任を問えます。

 証拠を取った上で信頼できるユニオンに加入し団体交渉でパワハラの中止を求めるか、もしくは内容証明で中止を求めるのがいいでしょう。パワハラを使用者が命じていると解らない場合でも、上司が業務上の権限でハラスメントをしているのですから、このような事業の執行について行われたパワハラには、使用者は民法715条に基づいて損害賠償義務があります。

 パワハラや同僚のハラスメントでうつ病になった時は我慢せず受診し、診断書を取り、すぐ労災申請をして下さい。我慢していると発症の時期と診断書の時期がずれて労災が認定されない可能性が出てきます。業務起因性を立証するためにも我慢せず受診することが重要なのです。

 退職強要を目的とするパワハラで、うつ病を発症し休職したりすると、休職中に解雇して来ることがよくあります。ですから労災申請は迷わずしておくようにして下さい。休職中の解雇は労災認定がされているかどうかは関係なく、業務上のハラスメントによる発症(業務起因性が立証できれば)で有れば裁判で勝つことができるでしょう。
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