問 仕事の都合で昼の休憩時間が20分しか取れず、残業は45分しても30分しか認めず、15分は切り捨てになります。
有給は全く取得できません。病気等で休むと半分は有給扱いにしてボーナスからその分を無断で引かれます。忙しい時は昼休みも取れません。会社が勝手にタイムカードを押す時もあります。
労働基準監督署に相談しましたが何もしてくれませんでした。どこに相談しても対応を教えてくれません。どうしたらよいでしょう。
答 労働基準法すら守らない会社が未だに存在していることは驚きです。残業代は1分単位で管理しなければなりません。有給すら取得させないのなら労働基準監督署なら取り組むはずです。「相談」ではなく「申告に来た」と、はっきり言う必要があります。未払い賃金の証拠と給与明細、印鑑、身分証明を用意して監督署に申告してください。
一番重要なのは、その会社で働く人達が団結して労働組合を結成することです。新世紀ユニオンの支部なら簡単にできます。「誰かに何とかしてもらう」というのではなく、自分達で法律を守る会社にしていく心構えが必要です。
あなたが働いている会社に就業規則があるのか不明です。まず就業規則を見せてもらうこと(社員10人以上の場合)、その内容が労働基準法に合致しているか、その内容と実際の労働時間管理がどうなっているかを調べて下さい。
労働組合の結成方法は当ユニオンのHPをご覧下さい。
労働組合(ユニオン支部)を結成したら要求をまとめて団体交渉を申し入れ、交渉で要求の受け入れをせまって下さい。
有給休暇については労基法どおり取得することができます。
問題の根本的解決は労働組合に団結して、自分達で交渉し要求の実現を求めていくことです。労働基準監督署に申告しても一時的解決にしかなりません。このような労基法すら守らない会社は監督署の命令や指導には従わず、従ったとしても一時的ですぐ元通りになります。
労働者は団結しなければ無力だということです。会社が法律違反をしているのですから、労働組合結成のチャンスと思うことです。
職場の仲間と話し合い、要求作りを進め、その要求で団結し、組合結成から要求書提出、団体交渉へと進めて行けば、会社は受け入れなければストライキになります。
必ず要求を実現できるでしょう。
誰かに相談して何かしてもらう、というのではなく自分達の団結した力で闘い取るようにすべきです。
新世紀ユニオンに加入し、支部結成を目指す場合は、当ユニオンが最後までサポートします。
重要なことは職場の働く仲間が団結することなのです。他人に頼るのではなく、労働組合に団結して、要求を提出して交渉する。これが労働者の待遇改善を進めていく大原則なのです。
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