新世紀ユニオン発行のニュース

世界資本主義の危機の向こうに戦争の危機がある!

 欧州は、いまも深刻な国債危機にある。法人税や所得税を減税し、消費税を20%にまで増税した結果欧州各国は国債危機となった。

 アメリカは、イラク・アフガン侵略戦争の付けを誰が払うかで対立が深まっている。アメリカの財政赤字は約1700兆円ちかくとなり、日本をはるかに上回っている。共和党は金持ちへの増税に反対し、国民皆保険にも反対している。

 アメリカ議会は階級間の利害の調整が出来ないまでに対立が激化している。債務の上限問題は3ケ月先送りされたにすぎない。アメリカは今後10年間大規模な軍縮に直面している。

 アメリカは、貿易黒字国に自国の国債を売り付けることで、他国の富を対価無しに使う事が出来る。これを「米国債本位制」と言う。日本は現在1100兆円の米国債を買わせられている。この国債はドル安になるたびに元本は消えていく、つまり日本は(=アメリカ国債保有国は)アメリカに搾取されているのである。

 日本は金持ちと企業に減税しつつ国債発行で公共事業を大規模に続けた結果1000兆円を超える国家財政赤字が積みあがった。つまりこれら先進諸国の経済上の病は財政赤字(国債危機)である。

 一番金を儲けている連中に課税し、富の再分配を行えば国民経済も好循環するのであるが、その一番金を儲けている連中が買収で政治を聾断(ロウダン)しているので、財政赤字が積みあがることになる。

 つまり現在の世界資本主義の危機は、冷戦後の強欲の資本主義の政策(=ワシントンコンセンサス)に原因がある。とくに覇権国アメリカの衰退は、新興の帝国主義・拡張主義(中国)にとっては、絶好の戦略的チャンスである。

 ちょうどナチスドイツの拡張主義を咎めず、容認して軍縮を進めたチェンバレン英首相の役回りをオバマが演じている事が事態の深刻さを示しているのである。オバマはアジア重視を言ったが行動面では何もしなかった(=出来なかった)。このままでは東南アジアは中国の衛星国化することになる。

 新興の覇権主義国の中国は、内陸部の全ての開発計画が失敗しており、やがて大金融危機に局面する。この時この国が軍事的拡張主義へと暴走することは避けられない。それは哲学的には内的矛盾を外的矛盾に転化するということである。地政学的に見てその矛先の第一は日本か台湾となるであろう。

 先進国の経済危機(=国債危機)には金持ちへの大増税が必要なのであるが、それが出来ないので危機が長引いている。歴史は繰り返す。この経済危機の先に戦争の時代が待ち受けている事を政治家は理解すべきであり、観念的な平和主義では、戦争を阻止する事は出来ないであろう。

 世界は多極化の時代であり、アメリカは同盟国を守る力を失っている。日本は対米自立し、自分の国は自分で防衛する体制を早急に整えるべきなのである。
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