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中国社会帝国主義の「海洋強国」路線を警戒せよ!

 フィリピンの台風被害へのアメリカと日本の支援について中国のマスコミは「米日の支援は政治的色彩が強い」(環球時報)中でも自衛隊が1,180人を派遣したことについて「アジアに大きな苦痛を与えた国が戦後最大の海外派兵をする」と批判的に報じた。中国の報道機関が政府の管理下にあることはよく知られている。

 中国が、南シナ海の南沙群島やフィりピン近海の島を砲艦外交で奪い、フィりピン政府を恫喝しているのは「海洋強国」を目指す上で太平洋への進出上にフィりピンが位置しているからに他ならない。
 
 日本の南西諸島と尖閣諸島も太平洋への出口にあたるので軍事的野心を膨らませ、軍事挑発をしているのである。先に中国海軍艦隊が北周りで日本列島を周回し、10月には第一列島線の南側で中国の3つの連合艦隊が大軍事演習を実施した。

 日本の排他的経済水域をみると沖縄と硫黄島の間の海域(第一列島線と第二列島線の間の海域)は日本の海上交通路であり、この海域を中国は自国の「管轄海域」と呼んでいる。この海域の中心に位置するのが「沖の鳥島」で有るが、中国はこの「沖の鳥島」は岩である、として日本の領土としては認めていないのである。

 沖の鳥島が岩に過ぎないのなら、南沙諸島は砂洲に過ぎない。島とはいえないであろう。しかし中国はここなどにコンクリートブロックを多数設置し基地を設営している。日本は沖の鳥島に中国と同じ方法で観測基地を設置しておいた方がいい。

 中国の連合艦隊が今回演習した地点は、ハマンの海洋戦略論から見て決定的海域と言えるのであり、ここに海上戦力を集中した野心を見抜く事が重要なのである。中国海軍は明らかに対日開戦を想定した場合の戦略的海域に海上兵力集中の訓練を行ったのである。

 中国が、アメリカと日本のフィりピンへの災害支援を批判するのは、彼らの「海洋強国路線」から見てこの二国が仮想敵であるからにすぎない。海軍戦略上の中国海軍の弱点は、地政学的に太平洋への道を大陸沖合の列島線でふさがれている事なのである。中国の尖閣諸島での挑発は日本の西南諸島全域の占領を展望していると見なければならない。

 中国が一度に数十隻もの大量の艦船を建造している事実は、彼らの野心がヒトラー以上に大きい事の表れなのである。中国軍がインド領を侵略しパキスタンへの陸路を確保し、ミヤンマーからパイプラインを引き、インド洋から直接エネルギーの輸送路を作ったのは、有事のマラッカ海峡封鎖を計算しているのである。

 中国社会帝国主義がヒトラー以来の大拡張主義であることの危険を認識する事が、アジアの諸国にとって重要なことなのである。
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