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雇用を守るため諸矛盾に気を配る重要性について!

 労働相談を受けていると、職場の些細な問題から同僚に陰謀をしかけられたり、上司との間を敵対的矛盾にしてしまう人が少なくありません。職場には様々な考えを持った人がいます。優秀な同僚を妬む人もいれば、デマを飛ばして同僚を陥れる人もいます。

 職場に能力主義が導入され、競争が同僚との関係を敵対的にする場合もあります。上司が同僚同士を監視させたり、競争させるため無用な対抗意識を振りまくため、同僚との間が敵対的な関係になりやすくなっています。ある人は帰宅の方向がある重役と同じ方向であったため、いつも肩を並べて帰社していたことから、社内の派閥争いに巻き込まれ会社から追い出されました。

 特に仕事で成果を挙げたりし、妬みを買う立場の人は上司との関係、先輩や同僚との関係に細心の注意を払い、職場で孤立する事のない付き合いが必要になっています。リストラの標的になる人は職場で孤立している人・おとなしい人が真っ先に狙われる傾向があります。

 職場の矛盾には二つあります。敵対的矛盾と人民内部の矛盾です。雇用主や上司が退職強要したりして来るのは敵対的矛盾です。同僚との些細な意見の対立やライバル的対立は人民内部の矛盾と言えます。人民内部の矛盾は批判と自己批判で多くが解決できるものです。しかしこの同僚との矛盾に上司の意図が絡んでくると敵対矛盾に転化する事が多いのです。

 仕事で夢中になり、同僚との関係を軽視したため気がつくと自分がパワハラの標的になっていた、という人が少なくないのです。同僚が上司に競争のようにベンチャラを言うのが嫌で、自分は仕事で勝負しようと考えていた人が、いつの間にか退職強要の対象になっていた例もあります。

 職場では絶対に孤立しない事、職場の先輩の内何人か、同僚の何人かとは付き合いをして、情報が入るようにして置く事が重要なのです。出来れば多数派工作を目的意識的に行い、職場の多数派に身を置くようにしてください。それがリストラを回避する事につながると心得て下さい。

 リストラの標的になってから自分が孤立している事に気付くのでは遅いのです。実際には解雇されてから自分の欠点に気付く人が多いのです。これは人を育てる事が出来ない会社が増えている事の反映です。大量失業時代は気に入らない社員は解雇すればよいと考えている会社が多いのです。

 こうしたリストラ時代では、様々な矛盾に気を配る細心の注意が必要です。日ごろの付き合いの中で自分の情報網を組織しておく事、重要な事は録音し、コピーして保存しておく慎重さ、そしてリストラされた時のための資金(弁護士の着手金)も準備しておけば安心です。「備えあれば憂いなし」という言葉を実践するのが難しいのです。
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