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配達バイクは素人修理

 郵便配達のバイクは、今年度に入ってからメンテナンス費用削減のために、エンジンオイル交換も自主整備することとなりました。今までは、ブレーキ調整や球切れの電球交換程度でしたが、ひどい時では、チェーン調整もです。

 チェーン調整の時は、必ず後輪を支えるボルトを緩めますから、ちょっとしたミスで走行中に空中分解し事故を起こします。

 また、エンジンオイル交換では、ドレンボルトを緩めますから、オイルを抜いた後の締め付けにミスがあれば、必ず高額修理が待っています。緩すぎたりパッキンを古いまま再使用すればオイルが漏れ、エンジンが焼けます。

 もし締めすぎたりパッキンを付け忘れたりすれば、エンジンブロックに亀裂が入り、高額修理となります。ただでさえ、サービス残業をしているのだから、エンジンオイル交換する時間がどこにあるのでしょうか。

 注意書きには、わざわざ「業務が輻輳しているときはあせって交換しないこと」と書かれています。整備ミスに対して、誰が責任を取るのでしょうか。労働者に弁償をさせるのでしょうか。会社も相当リスクを覚悟しているのでしょうか。

 ところで、使用しているエンジンオイルは、メーカー純正でも有名ブランドでもなく、NICOPITのオイルです。ペール缶1個(20リットル)で約7千円です。普通に市販されているオイルは、1リットルで約1千円からです。

 さすがに高速走行はしませんが、配送業務ということで、急な上り坂も含めての発進・停止の繰り返しや、バイクを離れるためにエンジンを切ったりかけたりしますから、エンジンオイルに対する負担はそれ以上のものがあります。しかも、2千キロで交換です。

 人の命を預かっているものに対する経費節減は断固として反対します。
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