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ウクライナの政権崩壊の裏にあるもの!

 欧・米諸国はユーゴ連邦解体の経験・手法を、旧ソ連邦解体や今後の中国解体に応用しつつある。旧ソ連領のウクライナはEUとロシアに挟まれた穀倉地帯である。ロシアとの関係を強めようとしたヤヌコビッチ大統領は、EUとの自由貿易協定を締結しなかったことから、アメリカの政権転覆工作が激化していた。

 報道ではアメリカから多額の現金小包が野党勢力に届いていたという。今回のウクライナ政権崩壊の裏にアメリカの策動があったことは疑いない事である。ヤヌコビッチ大統領は政権を放り出し国外(ロシアか?)に脱出したようなのでアメリカの狙ったクーデターが成功したということである。

 EUとアメリカが工作してウクライナの野党勢力を煽り、政府が欧州と自由貿易協定を結ぶよう反政府デモを組織して警官隊と衝突、2月18日には82人が死亡した。今回のウクライナの混乱は米・EUとロシアが、ウクライナを自己の経済圏に取り込もうとする争いで有り、今後の推移が注目される。

 このウクライナ情勢に関連して、アメリカのヌーランド国務次官補が駐ウクライナの米大使との電話会話が盗聴され公開されたところによると、ヌーランドはウクライナ問題へのEUの対応に怒り「EUのくそったれ」と発言した事が波紋を広げた。この暴露された電話ではヌーランド国務次官補はクーデター後の政府に入れる野党指導者にまで言及している。

 EUはウクライナの混乱に巻き込まれる事を警戒ししている。アメリカは逆に混乱が避けられないウクライナをEUに加入させ、あわよくば統一通貨ユーロに打撃を与えようと狙っている。ウクライナのクリミア半島にはロシア海軍の黒海艦隊の重要な基地があり、ウクライナにはロシアの天然ガスのパイプラインも通っている。ウクライナの東半分はロシアとの関係が深いのである。

 EUが、混乱するウクライナに手を出すことをちゅうちょしたのは、アメリカの意図を深読みした結果であろう。旧ソ連領のウクライナを欧米諸国に奪い取られるのをロシアのプーチンが傍観するとも思えない。外からの介入で力で政権を転覆させたというのがロシア政府の認識である。ロシアはウクライナ政府への150億ドルの援助を停止し、天然ガスの供給を停止するとともに、圧力を加える為ウクライナ周辺でロシア軍の軍事演習を行っている。

 ウクライナの新政権は厳しい政権運営を迫られるのは確実で、ウクライナの混乱はなおも続くであろう。世界はドル圏・ユーロ圏・元圏・ルーブル圏へとブロック化が進んでいる。アメリカがドル安を避けようとするにはEU共通通貨のユーロを揺さぶる必要がある。ギリシャ金融危機などはアメリカの画策によるものである。一連の欧州国債危機を見てもアメリカの戦略の矛先はEUに向けられているのである。

 つまりアメリカの戦略はドルの防衛であり、ウクライナをドル圏に取り込みたいのである。アメリカの食糧戦略がそうさせているのだ。EUがウクライナを抱えることは経済的重荷であるだけでなくロシアを怒らせる事になる。EUがアメリカの意図をどれだけ崩せるか、どのような態度をとるのか見ものである。
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