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中国覇権主義を勇気付けるオバマの無気力?

 オバマ大統領は28日に陸軍士官学校の演説で中国の東シナ海や南シナ海での挑発的軍事力の行使について「経済的台頭や軍事的な拡大路線が、周辺国の懸念を招いている」と指摘した。また「将来的には同盟国や米軍を巻き込むことになり得る」として中国の威圧的な行動に警戒感を示した。しかしその後がよくなかった。

 オバマ米大統領は「アメリカは国際法を通じて、南シナ海の紛争解決に取り組んでいる」南シナ海の領有権争いは国際法に基づいて解決すべきだ、とのオバマの言葉は中国の軍事的脅威に直面している国々をがっかりさせるものであった。その国際法が中国軍の砲艦外交で踏みにじられているのだから、なんとかするのが覇権国の務めではないのか?

 オバマは、シリアの内戦を終わらせられず。クリミア半島のロシアの併合も事実上容認した。軍事力による国境線の変更が行われている時に「国際法による解決」など不可能で、無力なのである。事実国連安保理も中国とロシアの反対で何も決められない状況になっているのである。

 アメリカの内政上の都合で国際的安全保障が守られず、無力な国際法にゆだねられるなら、武力を振りかざす拡張主義者にとっては好機であるに違いない。国際法ではなく外交的に、力による地政学的変更に対処できなかったのか?少なくともオバマは何も手を打たなかったのである。

 オバマが「アメリカが今も世界の唯一不可欠な国だ」と語っても、その世界一の軍事力を本気で行使する気がないと、世界が受けとめている下では、覇権国の威厳など無きに等しいのである。オバマのウエストポイントでの演説が中国覇権主義を勇気付けることを本気で心配しなければならないことになった。

 今後中国が東シナ海と南シナ海で戦争挑発を激化するのは避けられそうもない。オバマのアメリカがへっぴり腰なのに、集団的自衛権の解釈変更で中国の侵略に対抗するという安倍首相の戦略は無駄な努力という他ない。今必要なのは対米自立であり、日本が自分の力で国土と国民を防衛する決意であり、その軍事的備えを強化することである。
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