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新世紀ユニオン発行のニュース

無理なコスト削減が重大労災を招く!

 私は関東に本社を置く建設会社に勤めております。
2008年のリーマンショック以降の建築不況により、私の会社でも業績予測は下方修正されました。それに伴い、従業員のボーナスは前年比約4割減、株主への配当は約2割減となりました。当社は同族会社であり、社長一族の資産を管理するペーパー会社が大株主であるため、株主配当の削減率はまだ緩やかなものです。
職場では、幹部から工事の工期短縮を命じられ、過去にサービス残業などほとんどなかった危険な建築現場でさえも、サービス残業で間に合わせるようになってきました。現場にサービス残業を強要すれば、暴動が起きると考えていましたが、それは私の期待外れでした。
夏季には熱中症予防対策費が丸ごとカット。高所作業用の足場の手すりには、薄い鋼材の切れ端に穴を開けただけの手作りの棒切れで代用しています。寿命の切れたワイヤーも多用しています。工事に必要な道具を新規購入することも減ってきました。そのため、仕事に必要な高額な工具も各自が負担せざるを得ず、従業員同士で必要工具の取り合い、奪い合いも生じ、部内の雰囲気は急激に悪化しました。さらに、最近では出退勤記録の書き換えによる手当不払いもあり、従業員の不満は限界に近づいてきております。
そんな中、12月に入り、予測されていた重大労働災害が立て続けに発生しました。
・揚重用ワイヤー破断により落下した重量物の作業員直撃。
・機械内部への人体巻き込まれ
・1tの部材と壁の幅約7センチの狭所への人体挟まれ。
いずれの事故も奇跡的に一命は取り留めたが、被災者の再起不能が予測される。
これらは行き過ぎたコスト削減が生んだ人災なのです。当社では、サービス残業を強要する者ほど重役に任命されてきました。安全を保障した作業計画・マニュアルと大きく異なる実作業を人事部からの天下が占める安全関係部署が永年見逃してきました。
 同僚が多数重大災害に巻き込まれましたが、社内の御用組合は全くの無反応。従業員はショックを抱えているが、陰で愚痴を言うだけで殊更何か行動するわけでもありません。自己の保身のためか、臆病なのか、根性無しなのか、組織の不正を正そうともしません。私ならばここで立ち上がらねば、もはや生きている価値は無いと考えるのですが。
 当社以外でも、行き過ぎた資本主義の下、強欲資本家が労働者を酷使し、過労死・過労自殺まで追い込むケースも多々あります。また、さらに利益を追求しすぎた結果、必要な安全策をとらず、利用者を巻き込む事故を起こす企業もニュースで連日話題になっております。自身・同僚が被害を受けた時点で、無理な労働を止め、経営者に抵抗する気概を持たねばなりません。
職場で少しでも問題を感じるのであれば、まずは新世紀ユニオンに加入し、労働者としての自覚を持ち、勉強して組織と闘い、健康で文化的な生活を勝ち取りましょう。
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!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
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