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職業選択の自由を奪う入試制度

今年の大学入試センター試験は1月17日と18日の土日の2日間にわたって執り行われました。

 毎度のごとく、高校の学習指導要領の変更により、今回のセンター試験では現役用と一浪のために旧課程履修者用の2種類が用意されています。不幸にも一浪が志望大学にすべて不合格となり、二浪となった場合は、教育課程に変更があった教科・科目については、ゼロから勉強しなおすことになります。高校3年分の勉強をたった1年でしなければなりません。

 実は「大学入試は高校生(高々一浪まで)を対象にしています。」の一言が大きな間違いであり、社会的に糾弾されなければなりません。大学とは、社会人に広く開かれるべきであります。医歯薬および獣医へ転職したければ、その当該大学に入学する以外に方法はありません。

 つまり、現在の高校生と同じ内容の勉強をしなければなりません。しかも、3年分です。その間に学習指導要領が変更されているから、ゼロから始めなければなりません。かといって、高校をもう一回出直す必要はありませんが。20歳前の人に交じって同じ予備校で勉強するのもどうかと思いますが、現在の日本ではそれしかありません。

 もっとも、医学部入試を難しくしたければ、アメリカのように四年制大学卒(いわゆる学士入試)にすればいいだけの話です。そうすれば、日本全国の大学生も大学に入ってからももっと勉強するでしょう。

 ところで、医師と並んで社会的ステータスが高い職業とされる弁護士はどうでしょうか。司法試験予備試験から受験する場合は、誰でも受験できます。中卒でいいのです。学費は高いのに本試験に合格する保証のない法科大学院は出る必要はありません。

 ただし、予備試験を合格したり、法科大学院を出たときは、本試験受験資格取得後5年以内に本試験に合格しなければなりません。弁護士でなくてもほとんどの法律系の職業(いわゆる士業)は学歴制限のないことが多いです。

 ましてや、大学法学部を出る必要は全くありません。そのお金と時間があれば、予備校に行けばいいのです。どんな士業でも合格すれば、中卒でも必ず「先生」と呼ばれます。弁護士はもちろん、行政書士も先生です。

 エリートの話ばかりして申し訳ないが、高校卒業までに職業を決定させるようなことは、私たちは反対します。格差社会の元凶だと私は思います。
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