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会社に退職願いを提出しましたが拒否されました!



 私は正社員ですが、最近会社に退職願いを提出しましたが、社長に拒否されました。社長は「あなたを雇用する時に、辞める時は半年前に言うこと、と言った。保証人もいるので訴え損害賠償を請求する。」と脅され、やめさせてくれません。私はどうすればやめる事が出来ますか?



 あなたは「退職願い」を提出するのではなく、「退職届」を提出すべきでした。「退職願い」はお願いであるので会社は認めなくてもいいのです。会社が解雇するには労働契約法などの制約を受けますが、労働者が退職するのは自由です。これは憲法の職業選択の自由(憲法22条)や奴隷的拘束を禁じた憲法18条の帰結です。

 と言ってもいつ辞めてもいいという訳ではありません。民法627条により2週間前の予告(退職の意志表示)でやめる事が出来ます。この民法627条は強行法規ですのでこれ以上の予告期間を定めても基本的に無効です。但し就業規則で1か月間の予告期間を設ける事は許されます。ですが相談者の場合のように半年もの退職の予告期間は退職の自由を不当に拘束するものであり明らかに違法であり、無効です。会社は、あなたが若い女性であると舐めて出鱈目を言っているのです。

 ただし、有期契約社員の場合の契約期間の途中の辞職は「やむを得ない事由」がある場合に限られますから注意して下さい。つまり契約社員の契約期間途中での就労拒否は損害賠償の問題が生じるので、契約期間内はキチンと働くようにしなければなりません。契約が期間満了となり自動更新された場合は期間の定めのない契約として一方的解約ができる(民法627条)(同629条1項但書)。つまり辞める事ができます。

 最近ブラック企業が増えて劣悪な労働条件で働かせ、退職しょうとすると相談者のように「辞めるなら損害賠償請求の裁判をする」と辞めさせない例が増えています。労働者は就職時に雇用契約を法律通り書面で貰うようにして下さい。また就業規則や諸規程もコピーを貰うようにして下さい。

 また会社を退職するときは有印の書面で「退職届」を辞めたい日の2週間前に出す(コピーを取っておく)ようにすれば、トラブルは起きないでしょう。但し就業規則に1か月前と書いてある時は1か月前に退職届を提出しなければなりません。就業規則が開示されていない場合は2週間前に予告すれば間違いありません。


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