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大学教授が仕掛けるパワハラ冤罪に厳重注意!

地方大学現役教職員

 いま、地方の国立大学で、教授による異常なパワハラ(正しくはモラハラ)行為が多発しています。すでに委員長のブログでも度々登場していますが、その手口は、必ずといって良いほど配下の学生(または医局等のスタッフ)を実行部隊として複数利用し、自らは直接手を下さないという、計画的で悪質なものです。ターゲットにされた教職員(被害者)は新世紀ユニオンに加入しない限り、研究者生命を奪われることでしょう。

 こうしたパワハラが生まれる原因の第一は、閉鎖的なグループ内の権限が特定の教授一人に集中するところにあります。教授は人事、予算、研究、教育等あらゆる決裁権を長期にわたり掌握し続けるため、封建的なピラミッド体制が確立されやすいのです。グループ支配下の、特に任期付き職員や、将来が定まらない学生達は、M教授(以下、MONSTERやMORAHARAの頭文字をとった仮称)の意のままに操られる、いわゆる「研究奴隷」にされる場合があります。

 そうした環境下でもしM教授に逆らったならば、必ず服従を強要されることでしょう。それでも抵抗すれば、排除を目的とした陰湿な集団パワハラが開始されるのです。結果、M教授の周囲は愛想を振りまく無能なゴマ擂り達で満たされていきます。

 M教授が異常なパワハラ行動を取り始めるもう一つの原因として、昨今の成果主義の激化と研究予算の削減があります。狭い大学内で成果をアピールし、敵対する同僚達から予算を奪い取ろうと競争するわけですから、似た分野の教員間や、グループ内外で人間関係の歪みが生じやすいというわけです。

 もともと予算が少ない独法化後の地方国立大学では一層深刻です。身内間での競争激化のなか、何とか優位に立ちたいと考える教授は多くいます。そもそも若い時から受験戦争を勝ち抜いてきたエリート達ですから、人一倍、負けるのが嫌いなのも事実です。しかし純粋に研究、教育の本業で勝負する分には、まだ正常です。政府や文科省が目論む、競争原理導入による大学機能の活性化がそこにあります。

 しかしここで、M教授が気に入らない職員を不当に貶めて事を有利に進めようと画策したならば、どうでしょうか。事実、嘘のパワハラやセクハラ事件のでっち上げによる冤罪事件が今多発しています。パワハラ開始のきっかけには色々あるようです。上記のように競合相手を貶める、グループ配下で意見する部下を屈服させる、単に気にくわない…。ここでは自己愛型人格障害(ADHD)を患うM教授の手口を、組合員の皆さんにも知って頂く必要があるので、次にその具体例を一つご紹介しておきしょう。

 M教授はA先生に対するでっち上げ事件を思い付いたのち、すぐには動きません。まずゼミや医局のなかで、日ごろから特に意志の弱そうな学生、スタッフを洗脳することからはじめます。教授は学生達と親密になるため、カラオケBOXや居酒屋、スナックに何度も何度も連れ回します。巡検(慰安)旅行やエクスカーションも大好きで、突然計画しては参加を半強制し、服従と連帯感を深めようとします。

 もちろん、A先生だけを外してヒソヒソと、です。それで、次第に学生や医局員達を馴化させておきながら、時折、標的のA先生に関する嘘の噂や悪口を、まことしやかに擦り込んでいくのです。ゼミ生なら卒業の日まで、おごられまくりながら何年にも渡って擦り込まれていくので、4年生ないし6年生の頃にはすっかり子分として手懐けられているという寸法です。

 加えて、こういうグループには大抵、昔ながらの封建制が生きてます。ゼミや医局内では先輩が後輩をマンツーマンで指導していきますから、ネズミ算式に学生達はM教授の嘘を信じ、狂っていくわけです。なかには解っていてM教授を逆利用するようなタイプも混じっているようですが。

 M教授にとっては次からがいよいよ本番です。頃合いを見て、M教授は「Aに邪魔ばかりされる」とか、「Aにパワハラ容疑を仕掛けられているから助けて欲しい」とか、酒の席等を利用して涙目で学生達に語りかけます。中には、本気で自身が被害者だと思い込んでいる生粋の自己愛型変態教授もいるようで、多少厄介です。臨床心理学の世界では「投影性同一視」とか、「合理化」と呼んでいます。

 ともかくそうしておいてから、助けてくれたら卒論やD論の面倒を見る(つまり、代筆やフリーパスをほのめかす)とか、就職斡旋の「ニンジン」をそれとなく臭わします。ここで露骨だと、今時の若者は即信用はしませんから、あくまで自然に、心から信用したと認めるまで何度も、何度もほのめかします。すでにM教授との長年の付き合いで学生や医局員の多くは軍隊のように訓練されていますから、まるで正義の味方気取りで、指示されるまま標的A先生への「虚」の訴えを複数同時で仕掛けてくるのです。

 「複数」の学生が「同時多発」的に「嘘の訴え」を実行する!
この事件で厄介なのは、それらのモンスター学生や医局員達が、自分たちは「正義の中にいる」と完全に擦り込まれている、ということでしょう。洗脳です。何年もの馴化の過程で、学生達は罪の無いA先生に対して歪んだ憎悪さえ抱いています。末には自らが進んで嘘の訴えまで起こしますが、それでも、自分たちの行動は正当だ、などと信じ込んでいるようです。M教授を信じて疑わない、まるで危ない宗教団体並みですが、そこが本件の真に恐ろしいところなのです。

 ちなみに訴えを受けた大学の人権対策チームの窓口や人権担当の先生、学部長や学長に至るまで、どこの大学も複数学生の同時多発的な訴えですと、まんまと騙されます。大勢が口を揃えてA教員を訴えているのだから「きっと何かあるのだろう」などという素人の先入観と学生擁護の本能だけで、調査や裁きが始まります。

 M教授は処分が決まるまで陰でニヤニヤ笑っているだけです。濡れ衣を着せられたA先生はたまったものじゃありませんよね。しかし例え証拠が無くとも、昨今の過剰な学生擁護の姿勢が災いして、A先生の冤罪だけが確定していきます。結局、M教授の異常性は周囲には疑われもせず、歪んだピラミッド組織が一層強化されていくのです。

 独法化以後の国立大学の今の姿をお解り頂けたでしょうか?
今時の若者達の中に残念ながら「共依存症」の予備軍が多いことも、こうした狂ったシナリオが成就する背景として大きいようです。しかし、ここでぜひ組合員の皆様に知っておいて頂きたいのは

「完全にモラルを欠いたモンスター教授M」が存在する

 という事実です。成果主義の流れのなかで今急増しつつあるM教授達のこうした犯罪を白日の下に晒し、今のうちに罪を償わせなければ、いずれ日本の大学は地方から崩壊していくことでしょう。「司法」が一刻も早くこうした実態を見抜き、正常な大学環境を取り戻すべく注力してほしいと願います。
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コメント
同感です!
 実は私も同じような目に会っています。
 あまりにも手口が似ているのでビックリします!
 もしかしたら,モラハラ教授の指南書のようなものがあるのでしょうか?
 どなたか教えて下さい。嫌がらせの毎日がもう耐え難いのです!!

 なぜ,日本国は権力者のパワハラ,モラハラを取り締まらないのだろう,と激しい憤りを覚えています!
2015/04/15(水) 11:48 | URL | 被害者C #-[ 編集]
でっちあげまではされてませんが....
悪い噂を流して孤立させて
部下に私の物を盗ませて
私が被害を訴えると
職場の誰も見てないし、あなたの被害妄想じゃない?
と病人扱い。
産業医も巻き込んで、統合失調症に仕立てあげたいみたいです
2016/05/18(水) 21:06 | URL | #-[ 編集]
同じです
同じです。
ホントよく似ています。

うちの教授Yも,自身が直接手を下すことなく,何らかの話術等で第三者(学生,助教,准教授など,自分が支配できる格下の連中)を巧みにダマし、複数同時に攻撃させます。

狂った第三者達は,洗脳されているのでタチが悪いです。
どうも,自分で何かを決められない「供依存症」が,教授の術にかかりやすい傾向にあるようです。そう,最近の若者に多いタイプ。

関わらないことですが,狭い大学の研究室で,はじめからターゲットが逃れられないのを知っていて,そういうモラを仕掛けてくるんです。たぶん数年間観察して,仕掛けても大丈夫と思うターゲットだけ標的にしてくるんだと思います。
だから,一般のコトナカレ衆には,何を言っても一生わらない世界なんですね。

日本の,特に地方の大学には,教授Yのような独裁者が沢山いて,ゼミのなかを支配していています。ほんと腐ってますよね。
2016/07/07(木) 12:19 | URL | メロ3 #-[ 編集]
No title
KG大学にも同じような状況があります。私の友人が直面しているパワハラについて述べます。仮にKG言語教育センターとしておきますが、このセンター長はS谷といい、フランス語の教授です。専門はフランスのエロティックな文学だといい、K西大学仏文科卒の男です。この男、センター長になったとたん、特定の教員を「非礼極まりない輩」と公然とののしったそうです。もちろん、そんなことをいわれるような落ち度は、その友人にはまったくありませんでした。(これはKG大学のハラスメント相談でも、S谷が謝罪すべきだといっているそうです)。この男、センター長というポストについて、その権限を振り回すうまみを覚えてしまったようです。
2016/10/12(水) 21:17 | URL | かめさん #-[ 編集]
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2019/11/28(木) 02:08 | | #[ 編集]
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