新聞に春闘の経営側の方針となる「経営労働政策委員会報告」(日本経団連)が載っていました。
それによると「賃金より雇用を重視する」定昇を維持するかどうかは「実態に応じて判断する」ベースアップは「困難と判断する企業が多数にのぼる見込み」だそうです。
私が腹立たしいのは、さんざんリストラしてきておいて、賃上げのシーズンが来ると「雇用を重視する」と言う事です。これは労働者をあざむく行為です。しかも「連合」は経団連に呼応して統一ベア要求を見送るというのです。
定昇について「連合」は「賃金カーブ維持分の確保」を目標にしています。
私には経団連と「連合」が結託して「定昇春闘」=賃上げ放棄を演出しているように見えます。本当に労働者をバカにしています。
「連合」もさすがに、これはまずいと思ったか「非正規労働者を含めすべての労働者の労働条件の改善に取り組む」と言っています。
自分の賃上げを放棄した者が、はたして「すべての労働者」の労働条件を改善することができるでしょうか?おそらく裏切り者と言われないための予防線なのでしょう。
最近の10年で日本の労働者の平均年収は100万円以上も減少していると言われています。
経営者に飼い馴らされ家畜化した既成労組に変わる新しい労働組合を大きく育てることが大切だと思いました。
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