世間や呑気なマスコミを中心にに「アベノミクス効果」と現(うつつ)を抜かす大企業連中や役人共などを尻目に、私(40代)は現在失業中であります。私は大阪の某上場一部企業のパワハラを受け、鬱を発症し、違法解雇にあい、ユニオンの指導を受けながら調停を行い、以降病を患いながら就職・退職を繰り返しています(就退職の繰返しは良くないのは十分承知なのですが…)。では、最近の40代の転職活動事情に関して私の分かる限りの生の情報を以下に記します。
再就職をするに当たって、失業したら先ず行く所はハローワーク(以下「HW」と記載)でしょうが、失業の手続きはともかくとして、情報の信憑性なら「人材銀行」をオススメします(関西圏の方なら「大阪人材銀行」)。
HWは求人数は確かに多いですが、その真偽の程はピンからキリです。以前私が記載内容が明らかに労働基準法に違反していると指摘した案件も多数あるくらい、内容はピンからキリまでごちゃ混ぜなので。おまけにスタッフもピンからキリです(私の通っているHWは女性スタッフの方が信用できる)。
しかもHWは誰でも登録可能なので、企業の検索システムを使用する時間が、混雑している時間は30分と限られており、腰を据えて探すのも一苦労とも言えます。
私が人材銀行を推す理由は、人材銀行もHWと管轄は同じ厚生労働省ですが、登録条件が「40歳以上の専門的技術を持つ人物のみ」と限定されており、求人企業もそれを熟知した上で登録しているからです。情報もHWより質は高いです。スタッフもそれなりの知識を持たれた方が多いので、相談内容もHWより上です。
検索システムに関してもHWと似ていますが、求職者も人材銀行のフォーマットに従った「職務経歴書」を提出する必要がありますので、賃金は二の次としたら、それ程的外れな検索結果は出ないようになっています。しかも職務経歴書を提出しているので、企業からのオファーも時としてあります。この辺りはネットの求人検索システムと似ているところでしょうか。
登録できる人も限られているのか、又は認知度が低いのか検索時間も、納得の行くまで探す事が出来ます(私は最高で1時間半検索システムとにらめっこした覚えがあります)。
ここで、「何故ネットに登録して探さないのか?」と思われる方々も多数おられるでしょうが、当該方法もHWに似た傾向があり(HPには良い事ばかり書かれているのが常…私の勤めていたブラック企業E社がいい例)、毎日のごとくほとんど代わり映えのしない情報メールを送ってこられるのに辟易としたのが、当該方法の使用を止めた理由です。
また最近の求職傾向として、今年は新卒者が「売り手市場」のため、またゆとり世代の本当の「ゆとり人材」を採ってしまうのを恐れて、中小企業は早々に若い人材の確保を諦め、リストラされた40代に、即戦力としてターゲットを当てている企業も多い傾向にあるとの事です(某人材銀行スタッフ談)。
また、某企業OBの情報によりますと、ネットに頼る人が多いのかどうなのか真偽の程は分かりませんが、現在人材銀行で求職を求めている40代の人材が少ないと教えてもらいました。登録条件は40歳以上ですので、大きな企業狙いの人以外にとっては人材銀行は大きな「穴場」とも言えるでしょう。
私は今回の再就職活動は、転職サイトなどのネット情報(デジタル)はあくまでサブとして考え、紹介担当者と上手く付き合う「アナログ」活動の方が穴場的情報が得られやすいと考え、前述の方法を採っています。
結局仕事は「人対人」なのだから、アナログ活動を地道に進める方が再就職活動には有利(デジタルはあくまでも「道具」)…人材銀行のスタッフだって親密になれば、特別な情報を個人的に提供してくれる事もある(実際にあった)、など生の情報もかなり入ってきますし、場合によっては企業に直接電話する機会もありますので、会社の生のイメージを捉えられる事もあるので、個人的にはお勧めします。
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