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新幹線放火自殺に思う!

6月30日火曜日の午前11時30分ごろ、東京発新大阪行きののぞみ225号が新横浜と小田原の間を走行中に、自由席である1号車(先頭です)で乗客の男がガソリンのようなものをかぶって焼身自殺をしました。自殺した本人のほかに、乗客の女性1名が死亡しました。けが人は20名です。

 高倉健が主演の映画「新幹線大爆破」では死者は1名も出ていないが、先日の放火事件では、けが人だけでなく実際に死者が出ています。映画よりも現実の方が怖いのです。

 日本の新幹線では、乗客に何の落ち度もない死傷事故は1度もありません。しかし、駆け込み乗車してドアに挟まれて引きずられた事故があるのです。通勤電車や地下鉄でもよくあることなのです。

 事件が起きた車両は、最新のN700系で、乗降口付近には防犯カメラが仕掛けられているのです。確かに、航空機のように搭乗前の保安検査すべきという意見があるのですが、利便性を失うし、通勤電車や地下鉄はどうでもいいのかという問題があります。

 ところで、新幹線1編成あたりの乗務員の数は、東海道新幹線で運転士1名、車掌3名です。なんと、今年開業した北陸新幹線は運転士1名、車掌2名です。昔は運転士が2名いたような気はしますが。運転室に2名いたと思います。東海道新幹線は16の部屋をたった3人で受け持つのです。

 先日の事件のように先頭車両で何かが起きたときは、運転士は列車を止めなければ絶対に対応できません。ましてやワンマンの時はなおさらです。

 結局は、乗客は増えているのに(東海道新幹線ののぞみはいつも満員)人員削減をしているから手薄になって犯罪の抑止力が弱ったのだと思います。また、新幹線も自動改札なので、不正乗車は激減したが不審乗車をはじくことができなくなったからだと思います。

 人を巻き添えにする自殺は日本では珍しいです。ドイツ航空機の事件の反映かもしれません。年間3万人もが自殺している日本では自殺の形が変化しつつあるのでしょうか? 怖い話です。
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