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半ば強制的に書かされた退職届は有効か?



 私が働いている会社では現在希望退職募集が行われています。募集と言っても複数の上司の面談による強引な退職強要が繰り返されています。

 先日の面談で気の弱い私はとうとう「退職届」を強引に書かされました。なんとか印鑑を押すのだけは拒否しましたが。今後のことを考えるとこの「退職届」が受理されると私は辞めなければならないのかと思うと夜も寝れません。

 半ば無理やり書かされた「退職届」が有効なのか教えて下さい。



 相談者の書いた退職届が(1)労働者の側の労働契約の一方的解約か、(2)労働者のと使用者の合意による解約なのか分かりませんが、話の内容では(1)の一方的解約のようです。相談者が「半ば強制的」という形で書かされたのであれば、一応書面で「自分の意志ではないので取り消す」旨書いて氏名と印鑑を押して提出しておくべきです。(写しを取っておく)一般的に退職届が辞職通知である場合、相手に渡した時点で効果が発揮するので、使用者の同意がない限り、撤回できないとされています。従って1日も早く取り消しておくべきです。

 相談者が書いた「退職届」の内容が分かりませんが、希望退職募集への意志確認、の面談の中で書かされているので、面談の行き過ぎで違法な退職強要の結果書かされたのであれば、印鑑を押していないこともあり、有印の書面で取り消すことが可能かもしれません。できるだけ早く取り消すべきでしょう。

 なお撤回したのに会社から退職金が振り込まれることがあります。この場合にはただちに返還するか法務局に供託する必要があります。また内容証明郵便で退職を認めていないので、今後の賃金として受け取る旨通知してもかまいません。その上で地位確認の裁判が必要になります。一日も早く信頼できるユニオンに加入して裁判を闘うようにするべきです。

 希望退職の面談では、その多くが退職強要なので必ず面談の録音を取る(=隠し録り)ようにして下さい。この相談者は雇用を失う危機に直面しています。録音をしていれば「半ば強制」が立証できるでしょう。

 労働者は辞めるつもりがないなら「私は辞めません!」と大声で断固として主張する勇気を持つべきです。雇用を失えば今日では非正規の仕事しかありません。家族の生活がかかっているのですから労働者は前もって、信頼できるユニオンに加入して雇用を守ることができるようにしておくべきでしょう。

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