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レーニンを批判したプーチンの誤り!

 ロシアのプーチン大統領がロシア革命を勝利に導いたレーニンを「彼の思想がソ連を崩壊させた」と強く批判し、ロシアに賛否両論が広がって、ロシア政府は火消しに躍起と報道されている。

 ロシア政府は、ソ連という史上初の偉大な社会主義国がなぜ官僚独裁に転化したか? きちんと研究した方がいい。中国の毛沢東は中ソ論争の後、官僚独裁を打破するために文化大革命を起こし、継続革命の思想とその予行演習を行った。すでに中国にも官僚独裁が形成されていたからである。

 レーニンが、世界に帝国主義が存在する中でプロレタリア独裁を掲げざるを得なかったことはやむを得ないことであり正しかった。それは歴史的制限でもある。

 しかし一党独裁ではなく多党制を導入する条件はなかったのか? 官僚独裁を防止する有効な手立てはなかったのか? これは今だから言えることであり、レーニンの時代には、時代的限界があったことを知らねばならない。レーニンの偉大さをこれによって打ち消すことはできない。

 レーニンの指導するコミンテルンが世界革命を目指した点は、のちに革命は輸出できないことがわかり、コミンテルンを解散したことは正しかった。しかしコミンテルンによって世界にマルクス主義・レーニン主義が広がったことの画期的意義まで否定すべきではない。

 旧ソ連や旧中国が社会主義から資本主義に変質したと言っても、社会主義革命の成果は無くなってはいない。これら旧社会主義国は集団化・全人民所有制によって本物の資本主義にはなりえない。

 それは現中国経済が行き詰まりを見せていることでも分かるように、所有制のために資本主義の価値法則が貫徹しないことによる。社会主義国は変質したが、それは資本主義の勝利ではない。むしろ中国の経済危機が資本主義を道ずれにする可能性さえある。

 世界資本主義は冷戦後の強欲の資本主義によって、いまや諸矛盾を空前に高めている。アメリカの一極支配は、ドル圏・ユーロ圏・元圏等へと多極化(市場の囲い込み=ブロック化)し、世界がグローバル化の名の下でも決して一つになったわけではない。むしろレーニンが正しかったことを示している。

 今後もし労働者が主人公の社会主義が生まれるなら、多党制や官僚支配を防止する制度が実践的課題となるであろう。そうした意味でプーチンのレーニン批判はキチンとした研究にもとづいたものではないのではないか? と思われる。従って我々はプーチンのレーニン批判は間違った認識であり支持できない。
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